uniの大人気ボールペン「ジェットストリーム」は、すらすらと気持ちよく書けることで知られています。
文字を書くたびに感じるなめらかさは、他のペンにはない特別な魅力があります。
そのため、多くの学生さんやビジネスパーソンにとって、日常に欠かせない筆記具となっています。
ですが、そんなジェットストリームでも、「インクが出にくくなった」「文字がかすれてしまう」などの悩みが出てくることがあります。
長く使っていると、どうしてもトラブルが起きやすくなるのです。
でも安心してください。
この記事では、ジェットストリームの「文字かすれ」について、
● 原因の解説
● 簡単にできる復活方法
● かすれを未然に防ぐコツ
を、順を追ってわかりやすく紹介していきます。
身近な道具だけでできる方法ばかりなので、今日からすぐに実践できますよ。
それでは、かすれ知らずの快適な筆記生活に向けて、一緒に解決していきましょう。
【原因を知る】ジェットストリームの文字かすれの正体とは?
文字がかすれてしまうと、ノートを取るときや手紙を書くときに、イライラしてしまいますよね。
でも、あきらめるのはまだ早いです。
なぜなら、原因を知れば、ちゃんと対策ができるからです。
ここでは、ジェットストリームのかすれが起こる「よくある原因」をくわしく解説します。
紙から出た小さなゴミがペン先に詰まってしまう
文字を書くとき、紙の表面から「紙粉(しふん)」と呼ばれる細かい繊維や粉が出てきます。
この紙粉が、ペンの先端にある小さなボールのまわりにくっついてしまうと、インクがスムーズに出なくなります。
とくに、以下のような場面では注意が必要です。
状況 | 内容 |
---|---|
感熱紙やインクジェット紙を使ったとき | 表面が特殊な加工でおおわれており、紙粉が多く出やすいです。 |
柔らかい下敷きの上で書いたとき | ペン先が深く入り込み、紙粉を巻き込みやすくなります。 |
筆圧が強すぎるとき | 摩擦が大きくなり、紙から粉がはがれやすくなります。 |
これらは、日常の中で意外とよくあることなので、無意識にやってしまいがちです。
ペン先がぶつかって壊れてしまっている
ボールペンの先端は、とても細かくて繊細な作りをしています。
だから、うっかり落としてしまったり、ペン先を強くぶつけたりすると、中のボール部分がダメージを受けてしまうことがあります。
すると、ボールが正しく動かなくなり、インクの出方が悪くなってしまいます。
また、斜めにペンを寝かせて書くクセがある人は、ボールにかかる力が偏ってしまい、かすれの原因になることもあります。
ペンの中に空気が入り込んでしまう
ペンを立てて保管したり、ペン先を上に向けた状態で長く使っていたりすると、インクの中に空気が混ざりやすくなります。
この空気がリフィル内でインクの流れを邪魔し、かすれが起きてしまうのです。
とくに「ペンをずっと使わずに放置していた」「最近使い始めたばかり」という場合には、注意が必要です。
インクの使用期限が過ぎてしまっている
意外と知られていないのですが、ボールペンのインクにも寿命があります。
ジェットストリームの場合は、製造からおよそ3年が目安となっています。
時間がたつと、インクの中の成分が蒸発したり、固まったりして、スムーズに出にくくなります。
替え芯の後ろにある製造コードから、だいたいの製造日をチェックできます。
期限を過ぎているものは、新しい替え芯に交換するのがベストです。
冬になるとインクが固まりやすくなる
寒い季節には、インクが低温で固まりやすくなることがあります。
とくに気温が10度以下になると、インクが粘っこくなり、出にくくなる傾向があります。
寒い地域や、暖房のない部屋で長時間保管していたペンなどは、書き始めにかすれることがよくあります。
【汚れ対策】ペン先を掃除してかすれを解消しよう!
ペン先の汚れや紙粉の詰まりは、簡単なお掃除で取り除くことができます。
ここでは、すぐにできる2つのお手入れ方法をご紹介します。
ティッシュでクルクルと書くだけ!手軽な方法
【必要なもの】
・普通のティッシュペーパー(1〜2枚)
【やり方】
ティッシュを四つ折りにして、机の上に置きます。
その上でペンを持ち、10秒くらいかけて、円を描くようにくるくると書いてみましょう。
力を入れず、軽くなぞるだけでOKです。
ティッシュの摩擦で、ペン先のゴミや紙粉がこすれて取れます。
思ったよりも、これだけでインクがスムーズに出るようになることもあります。
アルコール入りのウェットティッシュでしっかり除去
【必要なもの】
・アルコール入りのウェットティッシュ
【やり方】
ウェットティッシュで、ペン先をやさしく拭きます。
ボール部分に固まったインクや、汚れが取れてきます。
この方法は、頑固な汚れがついてしまったときにとくに効果的です。
また、除菌も同時にできるので、清潔に保ちたい人にもおすすめです。
【空気対策】リフィルの中に入った空気を追い出そう!
ボールペンのインクが出にくくなる原因のひとつに、「空気が入ってしまったこと」があります。
これは、ペンの中に小さな空気のかたまり(気泡)ができて、インクの流れを止めてしまうからです。
そんなときは、空気をうまく追い出す方法を試してみましょう。
特別な道具がなくてもできる、簡単な方法をご紹介します。
ペンをしっかり縦に振るだけの方法
【準備するもの】
・何もいりません!自分の手だけでOKです。
【やり方】
-
ペンの先を下に向けて持ちます。
-
手首のスナップを使って、上下に勢いよく振ります。
-
5〜6回程度繰り返してみましょう。
この動作で、空気が上へ逃げてインクが下へたまり、インクの流れがスムーズになることがあります。
ただし、周りに人やモノがないことを確認してから行いましょう。
振ったときにペンが飛んでしまうこともあるので注意が必要です。
輪ゴムとテープを使った「遠心力活用法」
もっとしっかり空気を抜きたいときは、輪ゴムの力を使った方法がおすすめです。
【準備するもの】
・輪ゴム 1本
・セロハンテープ
【やり方】
-
ペンの中央部分に輪ゴムを巻きつけます。
-
輪ゴムが戻る力を利用できるように、セロハンテープで十字にしっかり固定します。
-
ゴムを引っ張ってから手を放し、ペンを空中でくるくる回転させます。
-
数回くり返すと、インクが下に流れ、空気が上に押し出されます。
この方法は少し手間がかかりますが、空気がしっかり抜けるので、効果は高めです。
周囲の安全を確認しながら、落ち着いて実施してくださいね。
【冷えて固まったインクに】安全にやわらかくするコツ
冬の寒さでインクが固まり、かすれてしまうこともあります。
このような場合には、無理に力を入れて書くより、インクを温めてあげるのが効果的です。
ただし、火を使った加熱やドライヤーなどの強い熱は、ペンの変形や破損の原因になります。
ここでは安全にできる2つの方法をご紹介します。
手のぬくもりでやさしくあたためる
【準備するもの】
・自分の手だけで大丈夫です!
【やり方】
-
ペンの書き出し部分(ペン先)を、両手でそっと包みます。
-
数分間、じっくりと手の体温であたためます。
手のぬくもりが伝わって、インクが少しずつ柔らかくなっていきます。
書けるようになるまで時間はかかるかもしれませんが、とても安全な方法です。
あたたかい部屋でやると、さらに効果が出やすくなります。
お湯を使ってインクをやわらかくする方法
【準備するもの】
・45℃~50℃程度のぬるま湯
・汚れてもよい耐熱容器
・ティッシュ
【やり方】
-
ペンの中からリフィルを取り出します。
-
耐熱容器にぬるま湯を入れて、ペン先をお湯に3〜5分ほど浸します。
-
お湯から取り出したら、ティッシュで水気とインク汚れをふき取ります。
-
リフィルを元に戻し、試し書きをしてみてください。
インクが温まることで、再びスムーズに出るようになる可能性があります。
ただし、インクが溶け出して容器が汚れる場合もあるので、使い捨ての器やいらないマグカップなどを使いましょう。
【予防のコツ】ジェットストリームをかすれさせないために
一度かすれてしまうと、直すのが少し面倒ですよね。
でも、ふだんの使い方を少し工夫するだけで、かすれを防ぐことができます。
以下のような「予防ワザ」を覚えておくと、とても便利ですよ。
予防方法 | 内容 |
---|---|
ペンの角度に気をつける | ペンを60〜90度の角度で持つと、紙粉がつきにくくなります。 |
ペンの向きを下にして保管 | インクが先端にたまり、空気が入りにくくなります。 |
新品購入時は試し書きをする | インクの出がスムーズかどうかをチェックしてから買いましょう。 |
買うお店を変えてみる | 製造ロットによって品質に差があるので、違う店を試すのも手です。 |
太めの芯を使ってみる | 0.7mmの方がインクの出が安定しており、かすれにくい傾向があります。 |
替え芯のストックはほどほどに | 古くなりすぎると劣化するので、使い切れる量だけを買いましょう。 |
【まとめ】かすれに悩まない毎日のために
ジェットストリームのかすれには、さまざまな原因があります。
しかし、それぞれに合わせた対処法を実践すれば、意外と簡単に復活できることが多いです。
● ペン先が汚れていたら、ティッシュやウェットティッシュでお手入れを。
● 空気が入っていたら、振ったり回したりして、うまく抜いてあげましょう。
● 寒さで固まったインクは、手のぬくもりやお湯でゆっくりと温めて。
どれも、道具いらずか、身近なものでできる簡単な方法ばかりです。
この方法を覚えておけば、ペンが急に書けなくなったときでも、あわてずに対応できます。
大切なノートやメモ、日記やお手紙が、また気持ちよく書けるようになりますように。
お気に入りのジェットストリームを、これからも長く大切に使っていきましょうね。