郵便局の追跡で「持ち出し中」なのに届かない？知っておきたい意味と正しい対応方法

日本郵便が提供している追跡サービスは、荷物がどこにあるのかをリアルタイムで確認できる便利な仕組みです。
たとえば、ゆうパックやレターパック、クリックポストなどに対応していて、多くの人が利用しています。

家にいながらスマートフォンやパソコンで荷物の現在地をチェックできるのは、とてもありがたいことですよね。
ただし、追跡の画面に表示されるステータスの意味がわからず、不安になってしまう人も多いのではないでしょうか。

特に「持ち出し中」と表示されているのに、荷物がその日に届かないという経験をしたことがある人もいるはずです。
「もうすぐ届くと思っていたのに、まだ来ない…」そんなときはとても心配になりますよね。

この記事では、そんな「持ち出し中」の本当の意味や、荷物が届くまでの時間の目安、もし届かない場合の対処法について、わかりやすく説明します。
また、「引受」や「到着」など他にもある追跡ステータスについても、それぞれの意味を詳しく紹介していきます。

「持ち出し中」ってどんな状態のこと？

「持ち出し中」というステータスは、荷物があなたの家に向かっている途中であることを意味しています。
これは、郵便局の中で荷物の処理が終わり、配達担当の人に荷物が渡されたタイミングで表示される言葉です。

配達員さんは、その荷物を持ってバイクや車で出発しています。
なので、「持ち出し中」と書かれていたら、「いま配達中なんだな」と思っていて大丈夫です。

郵便物の追跡ステータスは、全部でいくつかの段階があります。
順番に追ってみましょう。

「持ち出し中」はこの中の4番目にあたり、実際にあなたの家まであと少しのところというサインです。

「持ち出し中」と表示されていても、すぐにインターホンが鳴るとは限りません。
配達員さんはたくさんの荷物を持って、順番に届けているため、時間にはばらつきがあります。

基本的には、その日のうちに配達されるケースが多いです。
しかし、午前中に持ち出された場合と、夕方以降に持ち出された場合では、届くまでの時間に差があります。

また、配達ルートの順番によっても前後します。
近所の人には午前中に届いたのに、自分の家には夕方まで来ないということもあります。

ですので、「持ち出し中」と表示されたからといって、すぐにポストや玄関を確認し続ける必要はありません。
気持ちはわかりますが、少し余裕を持って待ちましょう。

ただし、夜になっても届かないときは、次の項目を参考にしてみてください。

「持ち出し中」と出ているのに、夕方になっても、夜になっても荷物が届かないと、不安になりますよね。
実は、いくつかの理由で配達が翌日に持ち越されることがあります。

たとえば、次のような原因が考えられます。

このような場合、持ち出された荷物がそのまま郵便局に戻され、次の日に再び「持ち出し中」となって配達されることがあります。

ですので、「持ち出し中」＝確実に当日届く、とは限らないということを知っておきましょう。
追跡ステータスが変わらず不安なときは、郵便局に直接問い合わせをして確認することができます。

追跡画面で「到着」と表示されたまま、「持ち出し中」に変わらないときもあります。
こうした場合、まだ荷物が配達の準備段階にあると考えられます。

以下のような理由があるかもしれません。

荷物を急いで受け取りたい場合は、追跡番号を持って直接、郵便局の窓口で相談するのが一番早いです。
場合によっては、その場で受け取れるよう案内してもらえることもあります。

郵便局の追跡サービスでは、荷物の動きに応じていくつかのステータスが表示されます。
それぞれの意味を知っておくと、「今どこにあるのかな？」と心配になったときにも安心です。

ステータス	内容
引受	荷物を郵便局が受け取って、発送準備が始まった状態
中継	途中の郵便局などを経由して、届け先へ向かっている状態
到着	届け先の近くにある郵便局に、荷物が届いた状態
持ち出し中	配達員さんが荷物を持って、家に向かっている状態
保管	荷物が一時的に郵便局に保管されていて、まだ配達されていない状態
不在で持ち帰り	配達に行ったけど受取人がいなかったため、荷物を持ち帰った状態