朱肉を使わずにサッと押すことができる便利なスタンプ「シャチハタ」。
オフィスや家庭など、日常のあらゆる場面で活躍してくれるアイテムとして、多くの人に親しまれています。
実はこのシャチハタ、インクがなくなっても使い捨てにする必要はないことをご存じでしょうか?
ちょっとした工夫で、再び使えるようになるんです。
今回は、特に身近で便利な存在である100円ショップに注目してみました。
中でもダイソーとセリアに焦点を当てて、シャチハタの補充インクが購入できるのかどうかを詳しく調べてみました。
「もう押せないから捨てようかな」と思っていた方も、この記事を読めば再利用の可能性が広がるかもしれません。
シャチハタの賢い使い方を、いま一度見直してみませんか?
シャチハタのインク、100均で手に入るって本当?
シャチハタは、一度使い始めると手放せなくなるほど便利なスタンプです。
朱肉が不要な点が特に人気で、職場や家庭、学校など、幅広いシーンで活躍しています。
そんなシャチハタですが、当然のことながら使い続けているとインクが減っていきます。
押しても色が薄くなってきたとき、「もうダメかな?」と思っていませんか?
実はそのインク、わざわざ高価な専用店に行かずとも、100均で補充できる場合があるんです。
ダイソーでは、シャチハタに対応した補充インクが販売されており、種類も複数あるため、自分に合ったインクを選ぶことが可能です。
一方、セリアでもインクの取り扱いはあるものの、こちらは一般的なスタンプ向けのインクが主流でした。
そのため、完全にシャチハタ対応かどうかは慎重に確認する必要があります。
「インク切れ=買い替え」ではなく、「補充して再利用」という選択肢があると知っておくだけでも、お財布にも環境にもやさしいですよね。
シャチハタのインク補充方法|100均アイテムを使って簡単リフィル!
それでは、100均で手に入れたインクを使って、実際にシャチハタに補充する方法を見ていきましょう。
特別な技術や道具は不要で、誰でもすぐに実践できるシンプルな手順です。
まず、補充前に大切なことがあります。
それは、シャチハタの印面が汚れていないかを確認することです。
ゴミやほこりが付着しているとインクの浸透を妨げてしまうため、きれいな布などで優しく拭き取りましょう。
次に、補充インクを少量、印面に垂らします。
このとき、インクをつけすぎないように注意してください。
1滴程度で十分です。
インクを垂らしたら、シャチハタを立ててしばらく置いておきましょう。
この状態で数時間から一晩ほど放置すると、インクがじわじわと中に染み込んでいきます。
翌朝、試し押しをしてみて、はっきりとした印影が出れば成功です。
もしインクが濃すぎたり滲んだりする場合は、拭き取ってから再度試してみましょう。
補充タイミングとしては、インクが完全に切れる前、印影が少し薄くなったと感じた段階で補充するのが理想的です。
乾ききってしまうと復活が難しいため、早めの対処がカギになります。
シャチハタインク補充の注意点|100均インクを使うときのコツと制限
便利な100円ショップの補充インクですが、使用する際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
それを知らずに使ってしまうと、スタンプの性能が落ちたり、最悪の場合使えなくなることも。
まず重要なのは、補充インクが自分のシャチハタに適合しているかどうかを確認することです。
100均で販売されているインクは、同店で取り扱っているスタンプと組み合わせる前提で作られている場合が多いです。
そのため、純正のシャチハタ本体に補充する際には、インクの成分や粘度などが一致しない可能性があります。
相性が悪いと、インクが出すぎたり、逆に出にくくなったりすることがあります。
また、スタンプが詰まってしまうと、押したときにかすれたり、インクが漏れ出すこともあります。
節約のつもりで100均インクを使っても、本体をダメにしてしまっては元も子もありません。
そのため、補充前にはパッケージや裏面表示をよく読み、使用可能なスタンプの種類を確認するようにしましょう。
必要に応じて、純正の補充インクを選ぶのもひとつの方法です。
シャチハタが使える書類と使えない書類|その違いとは?
とても便利なシャチハタですが、どんな書類にも使っていいというわけではありません。
実は、法的効力が求められる場面では使用が制限されているのです。
その理由は、シャチハタが大量生産されており、印面の個別性が保証されていないからです。
さらに、印面がゴムでできているため、時間の経過とともに変形や劣化が起こりやすいのも難点です。
たとえば、以下のような重要な書類には使用を避けましょう:
使用NG書類 | 理由 |
---|---|
銀行の届出印 | 銀行印は登録制で唯一性が必要 |
婚姻・離婚届 | 実印や認印の使用が前提 |
保険契約書類 | 本人確認の証明として信頼性が必要 |
不動産や相続関連書類 | 公的な証明としての効力が必要 |
では、シャチハタを安心して使える場面はどこでしょうか?
以下のようなカジュアルな使用シーンでは問題ありません:
使用OK書類 | 理由 |
---|---|
コンビニでの受領証 | 認印で十分 |
宅配便の荷物受け取り | 本人確認が不要 |
回覧板やメモ書き | 記録用として活用可能 |
スタンプカード | 店舗でのポイント利用 |
「印鑑をご持参ください」と案内があるときには、シャチハタと朱肉印の両方を持っておくと安心です。
とくに公式な契約や届け出の場面では、朱肉を使う印鑑を使うようにしましょう。
「シャチハタ」ってどんな会社?ブランドの歴史と人気商品
「シャチハタ」という名前を聞くと、多くの方はあの朱肉不要のネームスタンプを思い浮かべるかもしれません。
しかし、「シャチハタ」は実は商品名ではなく、企業名なんです。
愛知県名古屋市に本社を構える「シャチハタ株式会社」は、印鑑や文房具の製造販売を手がけている企業です。
特に人気があるのが、「エックススタンパー」と呼ばれるシリーズです。
その中でも、「ネーム9」というモデルは、持ち運びにも便利なコンパクトサイズで、多くの人に愛用されています。
会社員から学生まで、幅広い層に支持されているこのモデルは、実用性とデザイン性を兼ね備えた優れたアイテムです。
ネーム9の大ヒットにより、「シャチハタ」という社名は、次第に「朱肉いらずのスタンプ」を表す一般名詞としても浸透しました。
今では、類似商品までもが「シャチハタ」と呼ばれるほどの知名度を持っています。
まとめ|インク補充でシャチハタをもっとお得に使おう!
今回は、100円ショップで買えるシャチハタ用補充インクの情報を中心に、使い方や注意点を詳しくご紹介しました。
とくにダイソーでは、手軽に入手できる補充インクが揃っており、スタンプの再利用がとても簡単になります。
セリアではシャチハタ専用ではない可能性もあるため、選ぶ際には表示をよく確認することが大切です。
また、インク補充の際にはタイミングを見極めることも重要です。
インクが完全になくなる前に補充することで、スタンプの寿命を延ばすことができます。
ただし、どんな書類にもシャチハタが使えるわけではありません。
契約書や法的効力が求められる書類には、朱肉を使う印鑑を使うようにしましょう。
「シャチハタ=スタンプのこと」と思っている人も多いですが、実は「ネーム9」という製品名だったという事実も面白いですよね。
これからは、インクが切れたからといって捨てるのではなく、補充という選択肢をぜひ取り入れてみてください。
シャチハタをもっと便利に、もっとお得に使っていきましょう!