イタリア、ハンガリー、ブルガリアの国旗を徹底比較!
「緑・白・赤」の三つの色が使われた国旗を、あなたは見たことがありますか?
実は世界には、この三色を使った国旗がいくつかあるんです。
でも、色の順番や使い方がちがうだけで、見た目や意味が大きく変わります。
この三色には、それぞれの国の歴史や文化がこめられているんですよ。
この記事では、そんな三色旗を使っている代表的な国、イタリア・ハンガリー・ブルガリアについて紹介します。
どんなふうに色が使われているのか、どうしてその順番なのかを一緒に見ていきましょう。
きっと「似ているけど全然ちがう!」ということがわかって、おもしろく感じるはずです。
ハンガリーの国旗:「赤、白、緑」の横じま三色旗
ハンガリーの国旗は、上から赤・白・緑の三色がまっすぐに並んでいます。
この順番は、ハンガリーの歴史や文化、そして国民の思いをあらわしています。
ハンガリー共和国ってどんな国?
ハンガリーは、ヨーロッパのまんなかにある国です。
首都は「ブダペスト」といって、ドナウ川という大きな川が流れています。
北にはスロバキア、東にはウクライナ、南にはセルビア、西にはオーストリアと、たくさんの国にかこまれています。
地形は平らなところが多くて、自然がいっぱいです。
ハンガリーの文化や歴史
むかしはハプスブルク帝国の一部で、長い歴史をもっています。
戦争や革命を乗りこえて、今の自由な国になりました。
音楽では、バルトークさんやコダーイさんといった有名な作曲家が生まれました。
ハンガリーには、ジプシー音楽やダンスもあって、とても楽しい文化があります。
食べものと観光
パプリカをつかった「グヤーシュ」というスープが人気です。
甘いお菓子もたくさんあります。シュトゥルーデルは、りんごなどを包んだデザートです。
バラトン湖という大きな湖では、夏になるとたくさんの人があそびに来ます。
ブダペストの温泉もとても人気で、ゆっくり体をいやせますよ。
イタリアの国旗:「緑、白、赤」のたてじま三色旗
イタリアの国旗は、左から緑・白・赤の順にたてに並んでいます。
このデザインは、とてもシンプルで目をひく人気の国旗です。
イタリアってどんな国?
イタリアは、南ヨーロッパにある長ぐつの形をした国です。
首都はローマで、古代ローマ帝国の中心だったところです。
世界で有名な「コロッセオ」や「ピサの斜塔」も、イタリアにあります。
ミラノやナポリ、フィレンツェ、ヴェネツィアなど、きれいな町がたくさんあります。
イタリアの文化や芸術
イタリアでは、昔から絵や音楽や建物などの芸術がさかんでした。
ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチのような、すごい芸術家もここで生まれました。
また、オペラやファッション、映画も有名です。
それぞれの町や地方によって、少しずつ文化がちがっていて、おもしろいですよ。
イタリアの食べものと人びと
イタリア料理は、世界中の人が大好きです。
ピザやパスタ、チーズ、オリーブオイル、ジェラートなど、とってもおいしいものがたくさんあります。
イタリア人はあかるくて、おしゃべりが大好きです。
旅行に行くと、あたたかくむかえてくれますよ。
ブルガリアの国旗:「白、緑、赤」の横じま三色旗
ブルガリアの国旗は、上から白・緑・赤の三色がならんだ横じまの旗です。
この旗は、ブルガリアの自然と文化をあらわしています。
ブルガリアってどんなところ?
ブルガリアは、ヨーロッパの東の方にある国で、黒海に面しています。
首都はソフィアという町です。
山や川が多くて、自然がいっぱいの国です。
北にはドナウ川がながれていて、山や森もたくさんあります。
ブルガリアの文化と人びと
ブルガリアの人たちは、ブルガリア語という言葉を話します。
文字は「キリル文字」といって、ロシア語などと同じものを使います。
この国は、いろんな文化がまじり合ってできています。
ギリシャやローマ、トルコの文化の影響もあります。
音楽やダンス、伝統的な服も大切にされていて、おまつりもにぎやかです。
「ババ・マルタの日」という行事もとても大切にされています。
食べものと観光
ブルガリアには、おいしいヨーグルトやチーズ料理があります。
「ショプスカサラダ」や「バナツァ」など、伝統的な料理がたくさんあります。
海の近くや山のリゾート地では、夏も冬も観光客がたくさん来ます。
ブルガリア正教会のきれいな教会も、多くの人が見に来ます。
三色旗の比較表:ちがいはどこにあるの?
国名 | 色の順番 | 配置の向き | 国旗にこめられた意味 |
---|---|---|---|
ハンガリー | 赤 → 白 → 緑 | 横じま | 歴史と民族の誇りを表す |
イタリア | 緑 → 白 → 赤 | たてじま | 自由と統一、自然をあらわす |
ブルガリア | 白 → 緑 → 赤 | 横じま | 平和、自然、勇気をあらわす |
さいごに
同じ「白・緑・赤」の色をつかっていても、国によって意味やならび方がちがいます。
それぞれの国旗には、長い歴史や文化がつまっているんですね。
国旗はただのデザインではなくて、国のこころや思いをしめす大切なものです。
このような違いを知ることで、その国のことをもっと深く知ることができます。
これから国旗を見たときは、「この国にはどんな物語があるんだろう?」と考えてみてくださいね。